大学入学共通テスト 2024年(令和6年) 追試 数学ⅠA 第1問 [2] 解説
解説
問題文がごちゃごちゃしているので、混乱させられないように整理した方がいい。
参考図に必要な情報を書き込んで、図を見ながら解こう。
図Aより、経路2を通るとき、
道路の部分は
道のりは
$75-x$ [km]
速度は
$30$ [km/h]
である。
よって、道路を通っている時間は
$\dfrac{75-x}{30}$ [h]式A
とかける。
解答キ:7, ク:5, ケ:3, コ:0
道路の部分は
道のりは
$48$ [km]
速度は
$80$ [km/h]
である。
よって、道路を通っている時間は
$\dfrac{48}{80}=\dfrac{3}{5}$ [h]式B
となる。
以上より、経路2の所要時間は、式Aと式Bをたした
$\dfrac{75-x}{30}+\dfrac{3}{5}$ [h]式C
と表せる。
解答サ:3, シ:5
一方、経路1を通るとき、
道のりは
$x$ [km]
速度は
$30$ [km/h]
である。
したがって、所要時間は
$\dfrac{x}{30}$ [h]式D
とかける。
経路2の方が経路1よりも所要時間が短いのは、
式C$ \lt $式D
のときなので、
$\dfrac{75-x}{30}+\dfrac{3}{5} \lt \dfrac{x}{30}$式E
のとき。
解答ス:0, セ:3, ソ:0
これを解くと、
$(75-x)+3\cdot 6 \lt x$
より
$93 \lt 2x$
$46.5 \lt x$
となる。
解答タ:4, チ:6, ツ:5
以上より、$\mathrm{PQ}$間の道のりが$46.5$kmより長いとき、経路2の方が経路1よりも所要時間が短いことが分かる。