大学入試センター試験 2016年(平成28年) 本試 数学ⅠA 第2問 [2] 解説

解説

選択肢の0~4を、ひとつずつ検討してゆこう。

まず、0。
平均最高気温と購入額の関係なので、左上の相関図を見る。
点は左下から右上に連なる傾向が見えるので、平均最高気温が高くなるほど購入額が増加する傾向があるといえる。
なので、0は正しい。

次に、1。
平均降水量と購入額の関係なので、右上の相関図を見る。
平均降水量が多いほど購入額が増加するのであれば、点は左下から右上に連なって分布するはずだけれど、そのような傾向は見られない。
なので、1は誤り。

それから、2。
平均湿度と購入額の関係なので、左下の相関図を見る。
平均湿度が高くなるほど購入額の散らばりが小さくなるのであれば、点は左に行くほど上下に広がって分布するはずだけれど、実際は逆。
なので、2も誤り。

さらに、3。
25℃以上の日数の割合と購入額の関係なので、右下の相関図を見る。
80%の線より左には、30円より上の点がない。
なので、3は正しい。

最後に、4。
「正の相関がある」の意味を「点が右上がりに連なっているように見える」という意味だと考えると、右上の相関図以外はその傾向がある。
なので、4も誤り。

以上より、正しいものは0と3である。

解答ス:0, セ:3(順不同)